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2010年6月にSACD-SHM仕様の第1弾として発売されたスティーリー・ダンの「彩 (エイジャ) 」です。 アルバム自体は1977年のリリースで1970年代を代表するロックの名盤としても有名。今までにLPレコード・CDを含めて何度となく再発されてきました。 ライナノーツには日本で保存されていたマスターを使用したことと、アメリカ盤のLPレコードのファーストプレスと聴き比べても音が良いと自画自賛していますが、当時のアメリカのプレスは音が悪いことで有名でした。 そのことはオーディオファンのみならずレコードコレクターの間でも良く知られており、アメリカのメジャーレーベルのアルバムは音質が良い日本盤を買うのが常識でした。ライナノーツを書いたのは若い世代の人なのか、このことを知らなかったようです。 さてこの日本にあったマスターですが、曲によって状態の良し悪しの差がハッキリと出ています。特にシングルカットされた「ディーコンブルース」や「ペグ(麗しのペグ)」などが悪いです。 結局、この「彩 (エイジャ) 」以外でもマスターのクレームが出たようで、ユニバーサルミュージックのSA-CD〜SHMシリーズは2010年の秋以降、ビクターのxrcdと同様に音がよければ海外から新たにマスターを調達するという方針に切り替わります。 ところが、その後はトラブル続きでマスター変更による発売延期は良いとしても、発売中止も数多く発生。さらにノイズの混入やレコード会社としては考えられない音声の欠落や左右のチャンネルを逆に入れての発売などもやらかしてしまいます。いかにSACD-SHMが音質が良くてもこれではファンはついてきません。結局2012年の7月で発売をやめてしまいました。 2010年 ユニバーサルミュージック UIGY-9026 SACD SHM仕様 シングルレイヤー (曲目) 1. ブラック・カウ 2. 彩(エイジャ) 3. ディーコン・ブルース 4. ペグ 5. 安らぎの家 6. アイ・ガット・ザ・ニュース 7. ジョージー |
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