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SACD ニーナ・フリーロン 「シェイキング・フリー」




ニーナ・フリーロンのアルバム「Shaking Free(シェイキング・フリー)」です。ニーナ・フリーロンはアメリカの女性ジャズシンガーで日本ではほとんど知られていませんが、グラミー賞に5回もノミネートされている実力派のシンガーです。

ニーナ・フリーロンは1954年の生まれ。子供のころには教会の聖歌隊で歌っていましたが、大学卒業後は医療関係の仕事につきます。結婚した後、30歳ごろから歌いはじめそのテープがコロムピアレコードの目にとまり、1992年のセルフタイトル「Nnenna Freelon」でデビューします。この時すでに38歳。
コロムピアでは3作のアルバムを残し、その後1996年にコンコードレコードから再デビュー。92年から2012年10月リリースのクリスマスアルバムまで12枚のアルバムを製作しています。

アルバム「シェイキング・フリー」は1996年のコンコードレコードからの第1弾アルバムで、このアルバムによりグラミー賞のベスト・ジャズ・ボーカル・パフォーマンスにノミネートされた記念すべき作品です。録音はたった2日間で終わっており、そういう意味でも彼女の実力のほどがうかがえます。SACDでの発売は2003年。

内容はというと正統派のジャズボーカルで、これがなかなか良いです。歌もうまくグラミー賞のノミネートはダテじゃありません。日本でももっと評価されて良いボーカリストだと思います。

音は彼女のボーカルは素晴らしいのですが、バックの演奏の音はさほど良くはなく、ピアノの音がベースの音がとかいう鑑賞にはちょっと向きません。
時期的には20bitか24bitのPCM録音ですが、曲によってけっこう意図的なミシングが行われており、これが原因で音質が低下したのかもしれませんし、SACDにした時のDSDマスタリングのエンジニアが単に下手くそだったのかもしれません。

録音 1996年2月26日〜27日 Burbank O'Henry Studios

2003年発売 SACD HYBRID
STEREO/5.1ch SURROUND DSDマスタリング
Concord Records SACD-1012-6

Bill Anschell(piano)
John Brown(bass)
Woody Williams(drum)
Scott Sawyer(guitar)
Rickey Woodard(tenor sax、soprano sax)
Alex Acuna (congas)

(曲目)
1. Out Of This World
2. Black Is The Color Of My True Love's Hair
3. I Live To Love You
4. Shaking Free
5. Stories We Hold
6. Birk's Works
7. My Shining Hour
8. Visions
9. I Thought About You
10. What Am I Here For?
11. Nature Boy
12. Blue Daughter






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