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SACD ニコラス・ペイトン「ミステリアス・ショーター」




ニコラス・ペイトンは1973年ニューオーリンズ生まれのトランペッターで、父親はジャズ・ベーシストのウォルター・ペイトン、母親もピアノを弾いたという音楽一家で育ちました。
4歳でトランペットを演奏を始め、11歳のころから路上などでの演奏を始め、大学生の時にエリス・マルサリスの師事を受けます。

その後マーカス・ロバーツやエルヴィン・ジョーンズのツアーで演奏するとともに、カール・アレン&マンハッタン・プロジェクツの「THE DARK SIDE OF DEWEY」(日本では「イントロデューシング・ニコラス・ペイトン」として紹介される)やエルヴィン・ジョーンズの3枚のアルパムに参加し注目を集め、Verveレコードと契約。

1994年にデビューアルバム「From This Moment」をリリースします。1997年には「Doc Cheatham & Nicholas Payton」でグラミー賞を受賞しています。

「ミステリアス・ショーター」はその名のとおり、1960〜70年代のウェイン・ショーターの曲からセレクトしたアルバムです。ニコラス・ペイトン名義ですが、正確にはボブ・ベルデン、ビリー・ドラモンド、ジョン・ハート、サム・ヤヘルもいっしょにクレジットされています。

ハモンドオルガンを効果的に使いながら、遊び心や現代風のアレンジを加えています。タイトルの「神秘的」な部分はさほど感じられませんが、ペイトンのトランペットの演奏は冴えおり、カルテットとの息もよく合っています。

レーベルは高音質で有名なチェスキー・レコード。「ナチュラルレコーディング」を目指してシングルポイント(ワンポイント)マイクで録音されており、オーバーダビングやコンプレッサーは使われていません。



2006年発売 SACD HYBRID
STEREO 
Chesky SACD321
ユニバーサルから発売された日本盤(UCGT-7010)は、アメリカからの輸入盤に日本語の解説を付け加えたものです。


録音 2006年4月19日 ニューヨーク セント・ピータース・エピスコパル教会

(パーソネル)

Nicholas Payton Trumpet
Bob Belden Sax (Soprano), Sax (Tenor)
Billy Drummond Drums
John Hart Guitar
Sam Yahel Keyboards, Organ (Hammond)


(収録曲)

1. Montezuma
2. Tom Thumb
3. Footprints
4. Teru
5. Witch Hunt
6. Masqalero
7. Beauty And The Beast
8. Miyako







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